現代社会において、虐待やDV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者、不登校や引きこもり、頼る人がいない高齢者など、社会的に弱い立場の人が孤立することを「社会的孤立」といいます。また、本人の意思や能力で評価されず、出身、特徴などの属性で不当に評価されることを「社会的排除(ソーシャル・エクスクルージョン)」といいます。社会福祉には、こういった孤立や排除の問題に切り込んでいく機能が求められます。
孤立や排除に対抗する社会福祉の担い手には、自治体のような行政機関、社会福祉協議会や医療機関のような公的機関、そして制度でカバーできない部分を補う住民やNPOなどが挙げられます。これら支援の担い手が公私や専門・非専門の垣根を越え、地域に合わせたソーシャル・サポート・ネットワークを作っていくことで、孤立している人、排除されている人を早期に見つけ出し、支援の輪につなぎとめることができるのです。
授業では事例を挙げながら、社会的孤立と社会的排除を克服する取り組みについて学生たちと考えていきます。

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加山 弾准教授社会学部 社会福祉学科

  • 専門:地域福祉論、コミュニティワーク論

  • 掲載内容は、取材当時のものです